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不妊治療blog最終回、まとめ。

産休に入り時間が出来たので、せっかくなので何か残そうと思い、不妊治療のblogを始めたのが6月入ってすぐのこと。
梅雨時期&猛暑という気候もあって体調が安定しない日々の中、何とか書き終わりたいと少しづつ記事を書いてきました✍️
今回の記事がまとめということで、最後の記事となります。

blogを始めてすぐに「読んでるよー」とか「参考にするねー」などのメッセージ等あり、本当に嬉しかったです(*^o^*)
私自身、実際に治療しないと知らなかったことが沢山あって、その都度いろいろ調べたりしました💻
参考になる記事もありましたが、音楽を生業としてる身として同じ立場で記事を書いている方がいなかったので、気持ちの面で心から賛同する記事がありませんでした。なので、私が治療内容や金額など隠さず書くことで、同じ立場の方が治療せざるをえなかった時、このblogを読んで頂き少しでも気持ちの面でも安心出来ると良いなぁと思います。


まとめとして、私が言いたいこと。
それは、、、
周りを見てもそうですが、晩婚そして初産が遅くなる傾向にある音楽業界(特に演奏家の方々)。
一般のお仕事の方も年々初婚年齢や出産が遅くなっているとよくニュースで特集が組まれますが、それよりもはるかに音楽業界は遅い感じがします。

理由としてはいろいろあると思いますが、1番は女性にとって出産という一大イベントが、演奏家として脂が乗った30代とかぶるからだと思います。
教室で講師という立場で音楽を教えてるぶんにはあまり感じませんでしたが、演奏家としてこれから先輩ミュージシャンなど素晴らしい方々と共演し、沢山経験していきたいと思う年代のときに子供を授かるということは、悪阻などの体調面、そして産んでから演奏復帰のことなど、思うように演奏活動は出来ない方も多くいるので不安が大きいんだと思います。
(男性はそういった体調面での不安は無いので、私の周りの同年代のミュージシャンを見ても、子供がいる家庭の方が沢山いる気がします。
女性と男性ってこの辺が平等じゃ無いなぁと感じるところではありますが、男性は男性で家族を養うという責任の方が大きいと思うので、働き方を変えていかないといけないというのはあると思うので、どちらにせよ違う意味で不安や葛藤はあると思いますが…)

「まだ演奏を続けていきたい!」
「もっと上手くなりたい!」
「好きなことをとことんまだしていきたい!」
「いろんな先輩ミュージシャンと共演して、素晴らしい音楽を奏でたい!」

わかります。
充分にその気持ち、わかります。


自分は結婚はしないと思うし、子供は今後もつくるつもりもないので、とことん音楽に浸っていきたいと迷いが無く思う人は、その道をどうぞ極めて下さい。心から応援します📣

でも「いつか子供が欲しい」と少しでも思う方や年齢的に高齢に差し掛かって子供のことを迷ってる方、女性にとって子供が授かるタイミングにはリミットがあることを顔を背けず考えて欲しいなと思います。

私はたまたま一般職の夫と出会って(元ミュージシャンでしたが)、結婚して、夫が私以上に子供が欲しいと願ったけど夫の不妊がわかり、自然妊娠はまずあり得ないと勧告され、すぐにでも不妊治療をせざるをえなくなって、治療を頑張った結果、有難くも子供を授かることが出来ましたが、もし夫が不妊ではなかったら、もしかしたら出産に適した年齢のタイミングを逃していたかもしれません。
そして、「あの時ちゃんと考えていれば…」と後悔していたと思います。

人生において、ある程度の物事は失敗して後悔しても、またやり直すことが出来ると思います。
でも、子作り&出産に関しては後悔してもハッキリ言ってやり直せません。
不妊治療して授からないかもしれませんが、治療して授からないのであれば、やるだけやったので後悔はしないと思います。

なので、女性の方は優先順位をちゃんと考えて欲しいなと思います。
そして、もし不妊治療せざるをえなくなった時、お金の面はもちろん、仕事との両立、体調面、治療期間、そして何よりもメンタルが不安定になることを覚悟して治療に臨んで下さい。

私もそうでしたが、「なんで私だけ頑張らないといけないの?」とか「私は治療で思うように演奏出来ないのに、周りのミュージシャンは楽しそうに演奏活動していて羨ましい」など顔には出しませんでしたがそんな思いもあり、メンタル的な方も辛かったです。
そして、治療でなかなか思うように演奏活動出来ないのもあり、いつも共演して下さるミュージシャンとの共演機会が減って寂しいこと、もし私に子供が出来て出産したらブランクもあるし、いつか復帰しても今までのように共演してくれるか不安な気持ちがあること、思い切って周りのミュージシャンに相談しました。
私の周りのミュージシャンは、本当に素晴らしい方が多く「大丈夫、問題ないよ!」と言って下さり、心から救われました🙏✨

なので、女性ミュージシャンの方は溜め込めず、周りに相談して下さい。
こういったメンタル部分は、夫よりも同じ立場の方に聞いてもらった方がはるかに気持ちが軽くなります(夫よ、こんなこと言ってごめんなさい🙇‍♀️)。


これまで女性に対していろいろ言いましたが、男性にも言いたいことがあります。
不妊は女性だけのものでは無くなってます。
男性不妊も今は多く、4割ぐらいにもなります。
なので「自分じゃない」と思わず、プライドは捨てて検査に行ってください。

あと、不妊治療って、全ての治療の負担が女性にかかってきます。たとえ男性不妊であってもです(男性の方で手術をしないといけないケースもありますが、それは無精子症の場合で相当悪いケースです)。
はっきり言って、ほとんどの治療は痛みを伴います(>_<)
なので、男性は採卵などの大事な治療のときには仕事を調整して、なるべく奥様についてあげて下さい。そしてメンタル部分が不安定になりイライラしたり泣きたくなったりすると思うので、そうなったとき話を聞いて受け止めてあげて下さい。そして「大丈夫」と声をかけてあげて下さい。

不妊治療は夫婦2人で治療していくものです!!


最後に、
不妊治療というのはまだまだ発展していくジャンルだそうで、約30年前ぐらいに顕微授精というものが確率され、今まで妊娠を諦めてしまったカップルが多い中、この治療法が出来、世界的に沢山のカップルが救われたそうです。
不妊カップルが多くなってる今、早い段階で自分にあった治療が始めることが出来るように、不妊治療に対してもっと理解が深まっていくことに期待したいです(^-^)


全15回にわたり誤字脱字、つたない文章だったと思いますが、読んでくださり有難うございましたm(_ _)m
これから不妊治療していく夫婦にエールを送るとともに、不妊治療blogを終えたいと思います。








by nyann-nyann-nyann | 2018-06-28 15:07 | musician的 不妊治療 | Comments(0)