不妊治療における助成制度について。(2017年度)
前回と前々回にわたり、採卵とその後の副作用について書きましたが、治療のことをつらつら書くのは良いけれど、読むのも疲れてしまうと思うので、ここいらでちょいとブレイクタイム☕️
でも内容はちょいとシビアな感じでお伝えしたい、お金の話を今回書きたいと思います✍️
今まで記事の中に「この治療は保険適用外なので、こんだけかかりましたよー」的な感じで書いてあったと思いますが、不妊治療って本当にお金がかかります💦
注射1本打つのに1万円かかったりするので、あっという間に5万、10万…とかさんでいきます(;´Д`A
一年、二年と不妊治療を続けていくと、もっともーっとお金がかかっていきます💧
「うちにはそんなお金が無いし(-_-;)」
「家や車のローンだってあるから、そんなにお金がかかるんだったら治療出来ないな」
など、思われる方が多いと思います。
そこで、不妊治療している夫婦を少しでも助けるべく制度があります!
"特定不妊治療費助成制度"というもので、住んでいる都道府県と市区町村の両方から、お金を助成してくれる制度です💴✨
これには、私達夫婦も助けられました🙏
どのくらい貰えるかというと、それぞれの都道府県と市区町村によって金額が変わるのと、不妊治療の内容によっても金額が変わるので一概にいくらですとは断言出来ないので、各自お住いの地区の保健所等で調べた方が確実な金額はわかると思いますが、私の場合で例にあげると…
●千葉県から30万円(採卵から凍結胚移植に至る治療を実施の場合)、某市(ここでは個人情報なので控えさせて頂きます)から5万円(どの治療でも同金額)助成されました(2017年度)。
ちなみに、上記は初回の申請時に貰えたお金です。
この助成金のお陰で、採卵にかかった治療費とまだ胚移植の記事は書いてませんが、2つの治療費がだいぶ助かりました。
●移植をする度に申請が出来、2回目以降は千葉県から7万5千円(以前凍結した胚による胚移植を実施)、某市から5万円助成されました。
どうやら市は一律5万とのこと。
ただし、ここで注意しなければならない点があります⚠️
今現在この助成金は千葉県&市区町村、共にMax 6回までしか助成されません。
しかも、この6回も条件があり、治療開始時の妻の年齢が39歳までの方が43歳になるまでの間の通算6回までが助成の条件になっています。
他にも治療開始時の年齢が高いと、助成制度が受けられる回数が少ないなどの条件が変わってきてしまうので、今の決まりでは治療を開始する年齢が早いほど、助成を受けられる回数が多いので有利なんですよね💧
私はこれを知った時「今の時代高齢出産や2人目不妊が多い中、金額も含めこの条件を変えていくべきなんじゃないのかなぁ。じゃないと、ますます少子化が加速するのでは…?」と切に思いました。
不妊治療はほとんどの治療が保険適用外になり、治療費は病院によって誤差があります。個人的にも気になったので他の治療法がいくらかかるのかネットで調べたところ…
●タイミング法、5千〜1万円(一回)
●人工授精、1万5千〜4万円(一回)
●体外受精、25〜50万
●顕微授精、35〜60万
だそうです。
ちなみに、前回の記事でも書きましたが、私は顕微授精で受精胚を作り凍結して、この2つのステップだけでも約¥464,000- かかりました。
その他にも採卵の為のホルモン治療や薬、そして採血、保険適用ですが毎度の診察代もかかります。
何が言いたいかというと、少しでも将来子供が欲しいと考えてる人、そして1年経っても子供が出来ない人は早めに病院へ行き検査を受けた方が良いと思います。
私も治療費がこんなに高いなんて治療するまで全く知らなかったです。そして、助成制度というものがあるけれど皆んなが等しくお金を助成して貰えるわけじゃなく、先ほども書きましたがいろんな条件があるのも事実。
しかも、年度によって制度の内容や条件がその都度変わっていて、もしかしたら今後、この先助成金の額が減らされたり、年齢制限の条件も変わるかもしれません。
(個人的には、この先良くなって欲しいと切に思いますが…)
あくまでも助成なので、不妊治療の全額まかなえるわけではありませんが、少しでも治療費の補助にはなります。
今お金が無いかもしれませんが、1年本気で治療費を貯めて、助成金を得られて不妊治療が受けることが出来るかもしれません。
ということで、今回は治療費&助成金について最後はシビアな感じになってしまいましたが、現状を知って欲しいのもあって、いつもの治療内容と違う記事を書いてみました。
少しでも参考になれば幸いです。
次回は治療内容に戻りまして、移植編になります。
by nyann-nyann-nyann | 2018-06-24 09:40 | musician的 不妊治療 | Comments(0)