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緊張の採卵当日、そして麻酔が切れた時のこと。

なんと、早くも不妊治療blogは今回の記事で10回目となりました👏
三日坊主にならなくて良かったです(^◇^;ゞ

最初の記事でもお話しましたが、私が不妊治療をするにあたり、どんなものなのか知りたくてネットで検索したところ、治療blogを書いている人が少なく、ましてや同じ業種ではいなかったので凄く寂しい思いがありました。
もし同じ業種の方が書いてたら、仕事と治療はどんな感じで両立したのか参考にしたし、「私も治療頑張ろう!」と勇気をもらえたと思うんです。
なので、治療のお陰で子供を授かることが出来た今、同じ寂しい思いや不安を抱えた方がいるのではないか、これからもしかしたらそうなるかもしれないので治療の事が知りたいという方がいるかもしれない「ならば私が代わりに書こうではないか!」と思い、始めた不妊治療blog。
少しでもお役に立てればと思い、今回の記事も書きたいと思います✍️


さて今回は、不妊治療の中で山場となる採卵の手術の話です。

まず前々回の記事で、採卵の為のホルモン治療のことを書きました。
毎日欠かさず行う点鼻薬 & 病院に何度も通院して注射を打ちに行き、沢山の卵子を育成させつつ排卵をコントロールしていきました。
その結果、歳の割にはと先生も驚いてましたが、私は25〜30個の多くの卵が出来、採卵の日を迎えました。
この時お腹はパンパンに腫れていたと思います。

当日は夫は平日で仕事でしたが、半休を取ってもらい朝一で病院へ一緒に行きました🏥
ちなみに、私が通ってた病院は採卵する際に全身麻酔をするので、前日の21時以降から何も食べてなかったと思います。
夫は精液検査の時と同様に、精子採取したカップを受付に渡しロビーで待ちます。
私は最初に別室で麻酔の効果を良くする為の注射をしました💉
それからまた移動し他の部屋にて手術着に着替え、点滴を打ちました。
前日の夜に、いろんな感情が入り乱れメンタルブレイクし大泣きした私ですが、当日は凄く冷静で看護婦さんと少し談笑するくらいの余裕がありました。
というのも、昔から血管が細いので点滴がうまく入ってくれず何箇所か刺され、点滴終わるまで人より時間がかかったんてす(苦笑)
なので「またかよー😅」的な感じで普段と変わらずでいられたんだと思います。
実は以前、この病院で二回採血することがありましたが、どちらも一発で取れず何回も針を刺されました。二回目の採血にいたっては針を刺されたまま体の中でうにゅうにゅ動かされ、流石の私でも体調が悪くなり、採血で人生初の貧血を味わいました💦

あれは辛かったー💧
気持ち悪くなって、否応無く目の前が黒くなるんですもの。。。


話を戻します。
点滴が何とか終わり採卵の処置室へ。
いよいよな感じに、流石に緊張してきました(~_~;)
手術台に仰向けで寝て待っていると、隣の部屋から先生の「始めます」の声が聞こえ「順番でやるんだなぁ」とぼんやり考えていたんですが、すぐに先生が処置室へ入ってきました。

「え?早くない!?」

どうやら採卵自体は10〜15分くらいで終わるみたいです🕒
そして「今から採卵を始めます」と先生が言い、カチャカチャと用具の音がし始め、看護婦さんが「では麻酔しますね」と腕に麻酔を刺しました💉
そこまでは覚えていますが、なにせ全身麻酔だったので、ここで記憶がぷっつり…

…?
……???

看護婦さんから名前を呼ばれ、麻酔から少し覚めた時には採卵が終わっていて、処置室から点滴を打った部屋に移動するとのことで、手術台から降りまだフラフラした体で看護婦さんに抱えられながら移動しました。
部屋でまたウトウトし始めると、「水を沢山飲んでトイレ行くように。トイレに行ったら声かけて下さい」と言われました。

どうやらここで私は間違いを犯してしまいました(-_-;)
というのも、すぐにでもトイレに行かないといけないと思い、まだ麻酔から完全に覚めてないのに、水をがぶ飲みし無理やり起きてしまいました。
その結果、麻酔から覚めた後の診察後に、麻酔の副作用で気持ち悪くなって動けなくなってしまったんです(>_<)
同じ部屋に同じくらいのタイミングで採卵した患者さんが寝てたんですが、爆睡してましたzZZ
もしかしたら、私も自然と麻酔が覚めるまで寝てれば、後々そんな症状にならなかったと思います。
今まで全身麻酔をしたことが何回かありますが、気持ち悪くなったことなかったので、初めての体験にビックリしました。
無理やり起きちゃダメですね( ̄^ ̄)ゞ

看護婦さんから「少し休んで行きますか?」と言われましたが、休むなら家で休みたいと思い、受付で「明日から飲んで下さい」とロキソニンを処方され帰路に着くことに🚗
帰宅途中、気持ち悪さも軽くなりお腹が空いてきたので、コンビニへ寄っておにぎりを買ってきて貰い車の中で食べました。

家に帰ったときには麻酔から完全に覚めつつあったけど、疲れたのですぐに寝室へ。寝転びながら夫に採卵の様子を話していたら、突然お腹に痛みが(´⊙ω⊙`)

「なんだこの痛みは!?半端ないっ!!」
人生生きてきた中で今まで感じたことのない痛みに襲われました😨

生理痛とはまた違い、ピンポイントで卵巣が突き刺す様な痛みに脂汗かきながら「痛いよー💦」と焦る私。
それを見た夫はすかさず病院に連絡して、明日から飲み始めるロキソニンを今飲んで良いか確認してくれました☎️

私はうわごとのように「ロキソニン、明日からって言ってたよ…」と何度も言いましたが、夫は私のあまりの痛がり方に「そんなこと言ってられないでしょ!」と確認を取ってくれて、この時ばかりはナイスな対応に本当に助けられました🙏

結局、1日前倒しで飲んでも大丈夫とのことで、ロキソニンを飲んだところ、すぐに痛みが少し引きました。
そしたら、今度は眠気がzZZ
夫には1日ついてて貰いたかったんですが、この日は仕事を半休で取ったので「ゆっくり寝ててね」と、午後は仕事へ💨

気ついたら夫が仕事から帰ってきて、心配そうに「大丈夫?」って。
安心のあまり泣いちゃいました(´;ω;`)

冷静になってよくよく考えてみれば、卵巣に針を刺したんだから、痛くて当然ですよね…
あのテンパり様は自分でも一生忘れないと思います(−_−;)


そんな感じで採卵当日が過ぎましたが、肝心の採卵の結果です。
診察の時に先生から「12個の卵が採れた」とのこと✨
採卵前には25個くらいあるとのことでしたが、固まってる状態のところから剥がれて浮いてないと卵は採れないので、全てが採れるとは限りません。
なので、12個採れたのは上出来です👍
ホルモン治療を頑張った甲斐はありました\(^o^)/

採れた12個の卵はすぐに培養液の中に入れ、精子と受精させ胚を作ります。
ちなみに胚の作り方は、細いガラス管の中に卵子1個を固定させ、さらに細いガラス管に精子1つ吸引し、固定させた卵子に注入するそうです。
ただし、成熟した卵子じゃないと精子を注入しても受精しないとのことで、結局、私は受精卵が5個できました。

25個から12個、12個から5個。
受精卵に行き着くまで狭き門なんだなぁと実感しました。
どなたかのblogで読みましたが、採卵しても卵の数が少ないと受精卵が0ということもあるようです😥

さて、採卵にかかった金額ですが、保険適用外で約¥421,000- でした。
高っ∑(゚Д゚)
やはり、不妊治療の中で採卵が一番高い治療になりますね💦


ということで、今回はここまで。
次回は副作用が出た術後の話を書きたいと思います。













by nyann-nyann-nyann | 2018-06-21 14:38 | musician的 不妊治療 | Comments(0)