遺作。
『ダークナイト』というバットマン作品の中でジョーカーを演じ、アカデミー助演男優賞を獲得したヒース・レジャー。
この方の遺作となった作品をDVDで観ました
『Dr.パルナサスの鏡』
テリーギリアム監督。
キャスト
●トニー:ヒース・レジャー
●鏡の向こうのトニー1,2,3:ジョニー・デップ、ジュード・ロウ、
コリン・ファレル
●パルナサス博士:クリストファー・プラマー
●Mr.ニック:トム・ウェイツ
●ヴァレンティナ(パルナサスの娘):リリー・コール
●アントン:アンドリュー・ガーフィールド
●パーシー:ヴァーン・J・トロイヤー
あらすじ、
「舞台はロンドン。とあす旅芸人の一座の話。座長は年齢1000歳以上といわれるパルナサス博士。
出し物は、人の心の中の欲望を具現化する“イマジナリウム”と呼ばれる鏡の物語。
この鏡は不思議な体験が出来る鏡で、博士に導かれて鏡を通り抜けた観客は、自分の願望を反映した幻想世界を体験できる、というものだが興味持つ客はいない。
そして更に、博士を悩ますことがあった。
かつて偉大な僧侶だったパルナサス博士だったが、1人の女性に恋をする。
だが自分は年老いた人間。希望はなかったが、悪魔のMr.ニックにそそのかされてとある賭けに勝つ。
ニックにだまされてるとは知らずに…。
勝負に勝った博士は、不死と若さを手に入れる代わりに、生まれた娘が16歳になった時、彼に差し出す約束をしてしまったのである。
そうとは知らない博士の娘のヴァレンティナはすくすく育ち。もうすぐ16歳。
一座はある夜、殺されそうになっていた青年トニー(この時点ではヒース・レジャー)を助ける。
記憶喪失の彼は一座に加わると、巧みな話術で女性客を惹きつけたちまち人気の一座に。
そして期限の3日前。悪魔のMr.ニックがふらりと現れ、再度賭けに勝てば娘を渡さなくてもいいと博士に告げる。
その賭けとは、鏡の世界に入り込んだ客に、博士の導きでそのお客が欲望に勝ち節度ある道を選択させ、先に正しい道を選択したお客を5人獲得した方が勝ちというものだった。
事情を知ったトニーは、次々と女性客を鏡の中へ誘導。そうこうしてるうちに、トニーは自分の正体と過去にやってきたこと、自分が殺されそうになっていた記憶を取り戻す。
鏡の中で客の願望を形にしたトニー(この時はジョニー・デップ)は、次々と客を博士の正しい選択へ導くが、
しかし残り1人になったとき、トニー自身の願望を反映したトニー(この時はジュード・ロウ)が誘導に失敗。
賭けは負けてしまう。
ヴァレンティナを助ける為、最後にトニーが鏡の中へ入る。
ヴァレンティナとの願望を反映したトニー(この時はコリン・ファレル)が彼の真の姿を現し欲望に落ちて行く。
悪魔のMr.ニックには娘を助けたければ最後のチャンスに、トニーを殺せばヴァレンティナを助けるとの賭けを持ちかける…
期限まであとわずか、博士とヴァレンティナの運命は…?」
という感じですが、ファンタジーはやっぱイイネ!!
って思うくらいなかなか面白かったです
結末は、安心したし
そうそう、あらすじにトニー役が何度も代わってますが、これには訳があって、
撮影中にヒース・レジャーが亡くなったんですが、ジョニー・デップ、ジュード・ロウ、コリン・ファレルの3人が、ヒースの撮影途中だった「トニー」役を演じ分けて完成したという作品なんです。
流石の役者陣、演じ分けが自然でした
ファンタジーは外れが多いだけに、この作品はどうかな?
って思ったんですが、観て良かったです
by nyann-nyann-nyann | 2011-04-06 23:35 | 映画&TV | Comments(0)